羊肉泡馍(ヤンロウパオモウ)をご存知でしょうか。

今日は私の故郷西安の名物をご紹介します。
中国語教室の生徒さんの中には西安
に行ったことがある人もいるよう
ですが、羊肉泡馍は食べたでしょうか。


羊肉泡馍は西安の古来の伝統美食です。
伝説によると、唐王朝時代、ある
将軍が西安の郊外で軍隊とともに
閉じ込められました。

気温が極めて寒かった上に、空腹の
兵士達のお腹は太鼓のように
ゴロゴロ音を立てていたそうです。
彼らはスープを作るために羊を殺し
持っていた馍をスープの中に入れました。

それを食べた兵士達は思いも寄らず
体温が上がり、士気も高まりました。

そして、戦いに勝つことが出来たのです。
それ以降、羊肉泡馍が広がったという話です。

現在、西安にはたくさんのお店が
ありますが、最も有名なのは同盛祥です。

同盛祥は1920年に設立された
中国の昔ながらの名店です。

特A級の中国のグリーンレストランです。
同盛祥は西安市陝西省が外国の
ゲストを招待する時の専用レストランでもあります。

同盛祥は牛肉、羊肉の食材を使用し、調理方法もユニークです。

濃い味、柔らかい肉、香ばしいスープもちもち食感で天下に名を馳せています。

中華人民共和国が設立された初期の
頃、国の指導者はいつも神聖となる
“羊肉と牛肉”を使った料理で多くの
外国の指導者をもてなしました。

1983年、同盛祥の 羊肉泡馍は国宴の中にランクインされました。

1989年、同盛祥は業界で地元の
特別郷土料理の最優秀賞を受賞しました。

2008年6月には 羊肉泡馍の生産と
製造の技術は国家の無形民俗文化財に登録されました。


同盛祥は古都西安の鐘楼と鼓楼広場
に位置し、建物全体が明と清の様式
を催した、豪華でエレガントな国の
特徴と強い現代的な趣があります。

2007年9月、四階に新しく改装されたVIP部はイスラムのスタイルを採用し
歴史的と文化的な背景としての
シルクロードの再現を楽しむことが出来ます。

同盛祥は最高貴な文化の趣と
最も優れた国民的な特徴が調和され
た神聖な場所と称賛されています。


※羊肉泡馍の正しい注文の仕方

馍は手で小さくちぎります。
さらに指ですり潰すかのようにして
細かくします。

そして、店の人に渡します。
次に、スープの量を選べば注文完了です。

スープがほとんどないのは 小炒で
スープがたっぷりのを水围城と言います。

まだ食べた事のない人は
今度、中国語教室のイベントとして、西安旅行でも企画しましょうか!

※馍は小麦粉で作られたパンやナンの様な食べものです。
馍とは

羊串肉とは|中国語教室の生徒さんと食べに行きました

先日中国語教室の生徒さんと
旧正月の新年会を行いました。

大阪の日本橋にある中国料理のお店で開催しました。
料理のメインは羊肉串です。

 
私は毎月食べていますけど、教室の生徒さんは
まだ食べた事のない人もいましたので、今回はこれに決まりました。

本格的な中国の味に、「美味しい」とか「懐かしい」とか、生徒さんもそれぞれの感想を口々に発していてとても楽しい時間でした。

今回はその羊串肉について少しお話をさせて頂きます。
では、

新疆羊肉串(※羊肉串と呼ばれる事が多い)はウイグル自治区の代表的な焼肉です。
年齢問わず庶民に愛される食べ物です。

串料理としては地方によって種類も豊富で羊肉、鶏肉、牛肉、毛羽先、魚、野菜などがあります。
代表的な香辛料に、トウガラシと茴香(ウイキョウ)を使っています。

ではなぜ新疆ウイグル族で羊肉串が広がったのか!
その理由は、ウイグル族の殆んどがイスラム教徒だからです。
 
その為、ウイグル族は豚肉を食べず、羊肉と牛肉を食べます。
また羊肉は牛肉よりも肉質が柔らかく、消化しやすいという特徴があります。

成分は、高タンパク質、低脂肪、必須アミノ酸も多く
ヘルシーな食べ物です。

脂肪燃焼効果も高く、食べると身体を温めると言われ
冬にも好まれる食材です。

まだ食べた事のない人は是非食べて見てくださいね!
今回の龍の橋の忘年会、新年会は両方とも羊肉串を食べに行きましたけど生徒さんにも大好評でした。

中国語で羊肉串はyáng ròu chuàn(2声4声4声)と言います。
お店は中国人のスタッフばかりなので、次回は中国語で注文してみましょう!